私たち夫婦にとって、生活から欠かすことができないスマートフォン。
ちょっとした調べもの、ネットショッピング、写真や動画の撮影や簡易的なナビの代わりとしても使っています。
当然、海外へ行くにもスマートフォンが欠かせませんが、そのままでは使えません。
今回はアメリカ本土へ旅行に行くにあたり、なるべく費用を抑えた方法を紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
海外で使う方法を考える
前提として、筆者が使用しているスマートフォンを元に説明いたします。
- NTT docomo
- iPhone X(利用期間9ヶ月)
- PCをテザリングする可能性もある。使用するパケット量の想定は多くなりそう。
この条件を満たせる方法をいくつか考えてみました。
キャリアで海外でも使えるプランを契約をする
そもそも携帯キャリア(docomoなど)とオプションの契約をしてしまう方法です。
通話は国際電話料金がかかりますが、スマートフォンの携帯電話番号は変わることなく利用できます。
データ通信は、概ね以下の通りです。
docomo | au | sotbank | |
1日定額プラン 日本で加入しているデータ定額サービス/料金プランの容量からデータ通信が利用できる |
980円/24時間 | 980円/24時間 | 設定なし |
パケット無制限プラン 海外でのデータ通信料が定額で利用できる |
最大2,980円/1日 | 最大2,980円/1日 | 最大2,980円/1日 |
参考URL | 海外でつかう・海外へかける | 海外で使う | 海外・国際サービス | 海外で使う | モバイル |
世界データ定額「Wi-Fiルーター不要!ハワイ・アメリカ無料キャンペーン」について
レンタルWi-Fiを借りる
ほとんど(全く)電話機能は使わずデータ通信を中心に、通信量などの目安を事前に分かればレンタルWi-Fiがお得です。
何日間渡航するか、どの位の通信容量を見込むかによって、様々なレンタル業者とプランがありますので、色々と比較してみるのも良いでしょう。
通信容量は、自分が使っているキャリアのホームページに行くと、現時点や過去の使用量などを確認できるページがありますので、自分自身の使い方を参考にするのも良いのではないでしょうか。
参考までに、筆者の先月分の通信量は21.79GBでした。(結構使ってますね)
10日間アメリカ本土へ渡航する予定なので、概ね(22GB÷30日×10日)と計算すると、10日間8GBを満たすプランを探す必要があります。
またPCも接続する予定があるので、ある程度のスピードも求めたいです。
レンタルWi-Fi本体は空港で受け取る前提にします。
若干余裕のあるプランを選択したので、妻と2人で1台のレンタルで使える容量的には間に合う試算です。
この条件で各社のプランを比較してみます。
様々なキャンペーンをやっている場合も多いので、リンク先も見ながら参考にしてください。
合 計 | 22,380円 | 17,460円 | 18450円 | 15,160円 |
イモトのWIFI | グローバルWiFi | jetfi | Wi-Ho! | |
データ通信 (1GB/1日あたり) 10日間 利用 |
(1,880円) 18,880円 |
(1,396円) 13,960円 |
(1,480円) 14,800円 |
(1,250円) 12,500円 |
紛失故障の補償 (1日あたり) 10日間 |
(300円) 3,000円 |
(300円) 3,000円 |
(300円) 3,000円 |
(216円) 2,160円 |
空港での受取手数料 | 500円 | 500円 | 650円 返却に送料がかかります |
500円 |
申し込み方法はとても簡単で、画面上で見積金額も算出できますし、そのまま申し込みもできます。
レンタルWi-Fiの受け取り方法も空港や自宅などを選べるので、事前に設定をしたい方は別途送料がかかりますが自宅へ配送してもらった方が良いでしょう。
故障や紛失などに対応した保険に加入できますので、併せて検討した方が良いかもしれません。
旅行先に忘れてしまった場合、もう取りに行くのは不可能に近いですから。
海外で使えるSIMカードを購入する
自分が持っているスマートフォンに海外キャリアが使えるSIMカードを入れて使う方法です。
うまく使うと一番安く済む方法ですが、SIMカードを使うにはスマートフォンのSIMロック解除をする必要があります。
また、電話番号も海外キャリアの電話番号になるので、日本の電話番号を使いたい場合はひと工夫が必要です。
SIMロック解除は少々複雑なので、次項で詳しく解説いたします。
SIMカードを使う
SIMロック解除を行う
海外キャリアが使えるSIMカードを使うには、スマートフォンのSIMロック解除を行う必要があります。
日本の3大キャリア(docomo・au・softbank)で購入したスマートフォンの場合はすべてSIMロック(他のキャリアのSIMが使えない)状態になっています。
その状態を解除することをSIMロック解除といいます。
SIMロック解除をするにはいくつかの要件があります。
- 2015年5月以降に発売された機種(一部例外あり)
- 購入してから100日を経過していること(端末を一括購入した場合を除く)
ただし、対象回線におけるSIMロック解除実績があり、かつ前回のSIMロック解除受付から100日経過した場合は、端末購入日から100日経過していない場合でもSIMロック解除の手続きが可能 - 回線を解約してから100日を経過していないこと
例外もいくつかありますので、詳しくは各キャリアのホームページを確認してください。
対応するSIMカードを手に入れる
SIMフリーのスマートフォンには、その端末が対応するキャリアのSIMカードであれば、世界中のキャリアのSIMカードを使ってサービスを利用できます。
SIMカードの入手方法は大きく分けて2つの方法があります。
- 現地でキャリアのSIMカードを購入
- 日本で海外キャリアのSIMカードを事前に購入
ここでは、2.のSIMカードを事前に購入する方法で説明します。
SIMカードを比較してみる
SIMカードを事前に購入と言っても種類はたくさんあり、Amazonで購入できます。
筆者の渡航先であるアメリカ本土で最低10日間使えるSIMカードの中でお勧めのSIMカードを紹介します。
MOST SIM - T-Mobile | MOST SIM - AT&T | |
キャリア | T-Mobile | AT&T |
エリア | エリアマップ | エリアマップ |
通話 | 国内通話(携帯+市内電話) SMS発/着信し放題 (国際通話、SMS不可) |
国内通話(携帯+市内電話) SMS発/着信し放題 (国際通話、SMS不可) |
期間 | 10日間 | 15日間 |
容量 | 無制限 | 10GB |
テザリング | 〇 | × |
通信回線 | 高速3G/4G LTE | 高速3G/4G LTE |
価格 | ¥ 3,490 | ¥ 5,490 |
端末対応条件 |
|
|
評価(5点満点) | 3.9 | 3.7 |
リンク | Amazon | Amazon |
どちらのSIMカードも、3-in-1仕様で全サイズ(標準、Micro、Nano)に対応しています。
必ず、対応端末条件に当てはまるかを確認の上、購入してください。
電話番号について
今回のようにSIMカードを入れ替えて使う場合は、アメリカのキャリア用の電話番号に変わります。
日本の電話番号では繋がらなくなるので注意が必要です。
- 変更予定の電話番号をあらかじめ周知しておく
- 日本の電話番号で自動転送設定をしておく
など、日本の番号も使いたい場合はどちらかの対策が必要になります。
まとめ
今回はアメリカ本土に限定したブログですが、基本的には世界各国で同じ考えで問題ないです。
自分の渡航先と渡航日数、使用目的さえ明確になれば、自分に合った最適なプランが見つけられると思います。
宿泊先にFree Wi-Fiが整っているケースも多いと思いますので、併せて調査しておくと良いでしょう。
ちなみに筆者は今回、アメリカへ渡航する目的で「MOST SIM - T-Mobile」を購入しましたので、使い方等を別途お知らせしたいと思います。