こんにちは、もんブログのカツです。
今回は、筆者が実際に体験した住宅ローンの実情を赤裸々に公開しようと思います。
ネットで色々と出回っている情報が全て正しいとは限らないこともありました。
これから家を買う予定で住宅ローンを利用される方(ほとんどだと思いますが…)は、参考にしてみてください。
信用情報を知ろう
みなさん、クレジットカードをお持ちですか?
クレジットカードを持っていなくても、例えば携帯電話を分割払いで購入したことはありませんか?
何気なく使っているクレジットカードや携帯電話の分割払い。
実はすべて信用情報として特定の機関に情報が記録されています。(もちろん約款などに表記されています)
例えば…
その場合は信用情報に、
と記録されてしまいます。
もちろん、
という記録も残ります。
こういった記録をクレジットヒストリー(クレヒス)と言い、その人の信用度が増減していくわけです。
信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報のことをいいます。
その信用情報を登録している場所が、信用情報機関です。
信用情報機関ってなに
日本には主要な信用情報機関が3つあります。
- CIC( 株式会社シー・アイ・シー)
- JICC(株式会社日本信用情報機構)
- 全銀連(全国銀行個人信用情報センター)
それぞれの金融機関やカード会社などが加盟(利用)している信用情報機関は約款に記載があります。
ここに、さまざまな信用情報が記録されていくわけです。
どれくらいの期間、記録されているのか
きちんと支払った良い記録であれば問題ありませんが、例えば滞納してしまった記録など、いつまでも残っていると一生クレジットカードが作れなかったり住宅ローンが組めなくなったりしてしまいます。
人間だれしも、一度や二度は失敗してしまいます。
きちんと信用を取り戻すための策として、どの信用機関も信用情報を残しておく期間を定めています。
裏返すと、滞納などの信用情報が残っている期間は住宅ローンが組めなくなるということです。
信用情報はとのような内容がどれくらいの期間、保持されているのでしょうか。
概ね、まとめると以下のような感じです。
- 契約情報…契約継続中及び完済後5年を超えない期間
- 延滞情報…延滞継続中、延滞解消、債権譲渡は1年を超えない期間
- 破産、民事再生、債務整理情報…完済後5年を超えない期間
(全銀連は、官報に掲載された事項は10年) - 申し込み照会記録…照会日から6ヵ月を超えない期間
一番長いと、破産をした場合は10年間は住宅ローンは組めません。
債務整理(任意整理)をした場合、すべて完済し終えた時点から計算します。
よって、債務整理をしてもなるべく早く返済するほうが、将来楽になりますね。
自分の信用情報を確認してみよう
主要な信用情報機関3つの信用情報は、ご自身で簡単に取得することができます。
住宅ローンを組む際にご不安な方は、一度信用情報を取り寄せてみるのも良いかもしれません。
CICはインターネットを使って、即時に情報を取得できますので、急いでいるときには便利ですね。
CIC( 株式会社シー・アイ・シー)
CICの信用情報開示は以下を参考にしてください。
JICC(株式会社日本信用情報機構)
JICCの信用情報開示は以下を参考にしてください。
信用情報の開示手続き |日本信用情報機構(JICC)指定信用情報機関
全銀連(全国銀行個人信用情報センター)
全銀連の信用情報開示は以下を参考にしてください。
本人開示の手続き | 全国銀行個人信用情報センター | 一般社団法人 全国銀行協会
住宅ローンにまつわる都市伝説
ここでは筆者の実体験に基づいて、ネット界隈で情報収集した住宅ローンにまつわる都市伝説について解説します。
信用情報を取得すると住宅ローンに通らなくなる
「信用情報を取得すると取得した履歴が残り、その履歴があると住宅ローンの審査に不利になる」という話をよく見ます。
これは嘘の情報だと断言できます。
自分で取得した信用情報は記録には残りません。よって住宅ローンの審査に全くもって影響はありません。
噂の予想ですが、クレジットカードなどの申し込み履歴(申し込み照会履歴)を勘違いしたところから派生したのかなと思います。
確かに直近に申し込み履歴が多数あると、不審がられるかもしれません。
カードローンや自動車ローンが残っている
住宅ローンを借りる場合、カードローンやリボ払いなどの残債がある方は完済することが条件とするところが多いです。
自動車ローンも同一の条件を出される場合が多いようです。
全て完済し終わっても、信用情報として記録されるのにタイムラグが生じます。
住宅ローンを申し込む2~3ヶ月前までには完済しておくと信用情報に確実に記録されると思うので、家を購入する決断をした場合は一日でも早く完済してしまいましょう。
必要に応じて完済証明などを発行してもらうと良いかもしれません。
借入状況の申告
住宅ローンを申し込むときに、他の借入状況を申告します。
嘘をついても信用情報を見ればすぐに判明します。
バレる嘘をついても良いことはなく、住宅ローンが通らない原因になる恐れもありますので、返済が残っている場合は素直に申告することが大切です。
住宅ローン融資元がローンなどの完済を条件にするか否かの判断をしてくれる場合もあります。
それでもやっぱり、確実に住宅ローンを通したい場合は事前にローンなどを完済しておくのが安心ですね。
クレジットカード(ローン)の与信枠が大きいと審査に落ちる
筆者は銀行との付き合いで大きめ与信枠があるカードローンが1つありますが、審査で問題になったように感じたことはありませんでした。
心配であれば解約してしまうのも一つの手だと思います。
もちろんその場合も、信用情報に反映されるまでにタイムラグがありますので、注意しましょう。
銀行との相性
不思議と相性問題というのがあるもので、筆者もとある財閥系の銀行と相性が悪いんです。
他の都市銀行で住宅ローン仮審査が通るけど、その銀行は減額で承認とか。
昔もその財閥系のクレジットカードが審査落ちしたことがあったり。
気のせいかもしれませんが。
住宅ローン審査について
住宅ローンは、
- 仮審査(予備審査)
- 本審査
という2本立てで審査を行います。
仮審査で借りる本人の書類上の審査をほぼ終わらせ、本審査では各種書類を揃えた本格的な審査に進むイメージです。
いったい、仮審査ってどのくらい申し込んでいいものなのか。
本審査で落ちたら、次は申し込めないのか。
ネット上に様々な記事がありますが、これについても筆者の体験談で解説いたします。
仮審査の申し込み件数
住宅ローンの仮審査は複数申し込みして問題ありません。
常識の範囲内(といっても難しいですが)で仮審査を申し込む分には、なんら問題ありません。
万が一ですが審査に落ちてしまった場合、また新たに仮審査を申し込みとなると大幅な時間のロスが生じます。
借入金利の違いもありますし、比較するためにも複数の住宅ローン仮審査を申し込むことは大切だと思います。
本審査の申し込み間隔
ネットでよく見かけるのは、本審査(仮審査)に落ちた場合や、物件を変えて再審査する場合、最低でも半年期間を空けるから審査を申し込まないと、審査が通らないという話です。
これについても、関係がないと思われます。
筆者も実体験として、本審査が通った物件を契約解除して違うハウスメーカーで審査を通した経験があります。
空いた期間は2か月でした。
半年期間を空ける理由は、信用情報の申し込み照会履歴が半年で消えることが根拠となっていると思います。
筆者の場合も照会履歴は確かに残っていますが、住宅ローンに関しては問題ありませんでした。
まとめ
一生に一度しかない大きな買い物となるうえで必要な住宅ローン。
せっかく色々とな構想をしていく中で、住宅ローンでつまづきたくはないですよね。
確実に住宅ローン審査が通るために、いくつかのチェックポイントと実体験を書き起こしてみました。
そのほか、気になったことがありましたら体験談としてお話できる部分もあると思いますので、ぜひコメント欄に書き込んでください。
余談ですが、銀行の人から直接聞いた話です。
万が一引き落とし日に残高不足で引き落とされなかった場合、同月内に返済すれば信用情報に記載されないケースが多いようです。
月をまたぐとダメみたい。
引き落とし日を指定できる金融機関の場合は月初が良いみたいです。