大人気のホテルチェーン「星野リゾート」が展開する温泉旅館の1つ「界 アルプス」に昨年11月に宿泊してきました。
「界」も「星野リゾート」もこれまで一度も利用したことがなかったのですが、宿泊してみて非常に良かったので、今回は「界 アルプス」を紹介したいと思います。
「星野リゾート 界」とは
「星野リゾート 界」は有名ホテルチェーン「星野リゾート」が全国15箇所に展開する温泉旅館ブランドです。
各地域の魅力を活かした「ご当地楽」のおもてなしと、地域文化を反映した「ご当地部屋」が特徴です。
火山立国日本が育んだ温泉文化を現代的にアレンジした進化する日本旅館。
四季を映し、和の趣を大切にしながら創り出す快適な空間は、現代の生活にあった心地よさを持ちます。
和食のコースメニュー「日本旅会席」は、ご当地の旬の魅力に出会う瞬間です
今回私たちは長野県大町市にある「界 アルプス」に宿泊しました。
「界 アルプス」へ
「界 アルプス」は大町温泉郷にある温泉宿の一つで、温泉宿が立ち並ぶ中で一番奥の方にあります。
門をくぐる前から見える雁木の通りが印象的でした。
今回は車で行ったのですが、スタッフの方が門の近くで出迎えてくれた上に、この日は雨が降ってたので車のすぐそばまで傘を持って駆け寄ってくれました…!
私たちもこのサービスを利用して長野駅からレンタカーで界まで行きました。
チェックイン
まずはフロント棟でチェックイン。
ソファのあるところに案内してもらい、あったかいりんごジュースを飲みながらゆったりチェックインすることができました。
予約時に夕食の時間をあらかじめ決めていたのですが、チェックインの際に再度確認し、朝食の時間もこの時に決めました。
また、部屋の案内に行く前に体験可能なご当地楽も案内してくれました。
私たちが行った11月は、囲炉裏を囲んで信州名物のおやきや熱燗、おめざがゆが楽しめる他、もみすり体験や稲わらリース作りなどができるとのことでした。
全国に展開する温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」では、それぞれの地域の特長的な文化魅力を楽しんでいただけるよう、界オリジナルの特別なおもてなし「ご当地楽」を用意しております。
客室へ
チェックイン終了後は宿泊棟へ。
フロント棟から宿泊棟までは少し歩きますが、趣のある廊下や小川のせせらぎの音が聞こえる中庭など、一歩外に出ると癒しの空間が広がっているので、とても気持ちがよく外を歩く時間が毎回楽しみでした。
今回宿泊したのは1階にある「信濃もてなしの間 和室」。
「界 アルプス」は全ての部屋が「信濃もてなしの間」ということで、それぞれの客室ごとに趣向が凝っているとのことです。
中はとっても広く、足を伸ばしてくつろげるスペースが窓際にあり、手前にベッドが2つ並んでいます。
このベッドはふわくもスリープという界のオリジナルマットレスらしく、柔らかすぎず固すぎず、とっても寝心地が良かったです◎(そして寝るときも暖かくてポカポカでした!!)
アメニティも豊富で、シャンプーやリンスをはじめ、クレンジングや洗面道具一式までしっかりそろっていました。
また、温泉旅館の界ならではのアメニティとして風呂敷も1人1枚ずつ用意してあります。
浴衣は亜麻100%の浴衣が複数あり、その他に作務衣や羽織、足袋靴下も用意されていて、動きやすくかつ暖かく過ごせるようになっていました。
(超寒がりな私でも作務衣と羽織で外を歩けました。特に足袋靴下はとても暖かかくて気に入ったので持ち帰って今でも家で履いています)
夕食
お部屋でくつろいだ後はお夕飯へ。
夕食会場の中は半個室のようになっており、くつろぎながら食事ができます。
私たちがいただいたのは「雪鍋会席」。
これがもうとにかく美味しくて、夫婦ともにぺろっと完食しました。
昔から偏食で好き嫌いの激しい私は、旅館の夕食が心底苦手だったのですが、界の夕食は何一つ残すことなく食べきることができるくらい美味しかったです。
味はもちろん美味しいのですが、見た目も楽しめるものが多く、大満足のお夕飯でした。
また、お料理の他にサービスが素晴らしかったのも印象的でした。
デザートを用意しながら明日の予定を聞かれた際に黒部ダムへ行くことを伝えると、防寒対策のアドバイスをくれたほか、部屋に戻る際には出口で立山黒部アルペンルートの時刻表を渡してくれたのは本当に感動でした…。
温泉
夕食後はいよいよ温泉に。
少し遅めの時間だったためか、かなり空いていました。
温泉は内風呂と露天風呂があり、どちらも広々としています。
特に露天風呂は開放感抜群で、澄んだ空気の中でゆったりくつろぐことができました。
また、大浴場には客室と同じアメニティがそろっている上に、タオルもたくさん用意されていたので手ぶらで行けるのも嬉しかったです。
温泉からあがった後は、大浴場の下の会にある湯上り処でひと休み。
ここではそば茶やリンゴ酢を飲んだり、アイスキャンディーを食べながらのんびり休憩することができます。
朝食
温泉に浸かってふかふかのベッドで休んだ翌日は、起きてすぐに朝食へ向かいました。
夕食と同じように朝食も半個室の中でゆっくり食べることができます。
今回いただいた朝食は「塩の道朝食」で、山の幸と海の幸が盛りだくさんでした。
お味噌汁は鉄鍋で出てくるので好きなだけ食べられます。
小鉢がたくさんあり、いろいろな種類の食材をちょこちょこ楽しめるのがよかったです。
トラベルライブラリー
朝食後はフロントの奥にあるトラベルライブラリーへ行ってホッと一息。
コーヒーや紅茶を飲みながらソファでゆっくり過ごすことができます。
トラベルライブラリーという名前だけあって本や雑誌が本棚にたくさん並んでおり、観光地に関する本もあったのでお出かけ前に見てみるといいかもしれません。
チェックアウト
部屋に戻り、支度をした後はフロントでチェックアウト。
チェックアウト後の予定を聞かれたので、黒部ダムへ行くことをお話しするとここでもアルペンルートの時刻表が必要か聞いてくれました。
車まで見送ってもらい、旅館を後に。
とっても素敵な温泉旅館で、宿泊することができて本当に良かったです。
なお、今回の旅行を動画にもしてみましたので、ぜひこちらも見ていただけると嬉しいです。
まとめ
初めて宿泊した「界 アルプス」ですが、食事もサービスも温泉も全てが素晴らしかったです。
夫婦共に気に入りすぎて、今では全国の「界」を制覇したいと考えているくらいです。(ちなみに今年は「界 箱根」に行く予定です。※宿泊予約済み)
自信を持っておすすめできる温泉旅館なので、ぜひ皆様も「界 アルプス」でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。