昨年初めて宿泊して夫婦ともに非常に気に入っている、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。
今回は「界 箱根」に1泊2日で宿泊してきたので、その様子を前編と後編の2回に分けて紹介したいと思います。
前編ではチェックインから夕食までをお届けします。
この旅行では特別室に宿泊したので、その様子についても詳しく書いておりますので、参考にしていただければと思います。
界 箱根
「界 箱根」は神奈川県足柄下郡箱根町にある温泉旅館です。
箱根湯本駅から箱根登山バスで約8分(「葛原」で下車)かかりますが、バス乗り場は駅のすぐそばにありますし、日中は約30分間隔でバスが運行しているため、そこまでアクセスは悪くないです。
他の「界」旅館と同様にご当地部屋やご当地楽など、各所に地域文化を反映しているのが特徴です。
チェックイン
通常、チェックインは15:00〜ですが、今回は電車の予約の都合で早く着きすぎてしまったため、旅館に到着したのは14:30くらい。
早すぎて対応してもらえるか心配だったのですが、すぐにチェックインの準備をしてくれました。
ロビーのソファで準備を待つ間、湘南ゴールドの温かいジュースとほかほかのおしぼりで一休み。
この日は朝まで雨が降っていた影響でかなり冷え込んでいたため、このサービスがとてもありがたかったです。
チェックインでは予約内容の確認と宿泊に関するアンケートを回答。
また、客室予約時に申し込んだ夕食(17:30または19:30)と朝食(7:30〜9:30)の時間の最終確認も行います。
客室(箱根寄木の間 せせらぎ縁台付き和室)
チェックイン後は客室へ移動。
予定より早い到着でしたが、あまり待たずにお部屋へ案内してもらうことができました。
今回宿泊したのは「箱根寄木の間 せせらぎ縁台付き和室」。
定員は1〜2名となっておりますが、お部屋の面積は80㎡もあるので、2人だけではもったいないほど広かったです。
昔ながらの数寄屋造りのお部屋で、水屋まであり、なんと抹茶を点てることもできます。
部屋の奥には茶室もあり、にじり口もちゃんとあります。(ただし開けることはできません)
茶室の中にはマッサージ機とオーディオ機器があり、界のオリジナルCDが聴けるようになっています。
最初は茶室にマッサージ機という組み合わせに驚きましたが、こじんまりした空間で座ってみると意外と落ち着きます。
メインの和室部分もとっても広々としており、その奥にはせせらぎ縁台が。
すぐ近くには川が流れており、素敵な景色を楽しむことができます。
「界 箱根」は全客室がリバービューですが、1階の客室が最も川に近いためせせらぎの音がよく聞こて、一番眺めがいいとのこと。
たしかに窓を閉めていても川のせせらぎが聞こえてきます。
窓際にあるテーブルにはサービスの日本酒があり、まさに至れり尽くせりという感じです。(夫婦2人とも日本酒が飲めないので味はわかりませんでしたが…汗)
この時期はまだ寒かったので窓を開けたままにすることはできなかったのですが、暖かい時期に来たらもっと気持ち良さそうでした。
ちなみに、寒い時期用に防寒具もしっかり用意されているので安心です。
通常時用の浴衣と作務衣の他に厚手の羽織(丈が長いものと短いもの)、靴下(厚手と薄手両方あり)、さらにはカイロまであるので、館内は快適に過ごすことができます。
客室のお風呂は残念ながら露天風呂ではないですが、シャワー以外は温泉が出るとのこと。
大人2人でもゆったり入れる大きな湯舟で、ヒノキのいい香りが楽しめます。
お風呂上りに必要なアメニティはもちろん全てそろっており、界オリジナルの風呂敷もありました。
クレンジングからボディローションまで用意されているので、忘れ物が多い人間には本当にありがたいです。
また、これらのアメニティは大浴場にも同じものが置かれています。
なお、一点注意が必要なのは、このお部屋にはベッドはなく、就寝前にお布団が敷かれることです。
私は布団が苦手なので心配でしたが、ふかふかのお布団で腰が痛くなることもなく、寝心地はよかったです。
夕食
部屋で休んだ後はいよいよ夕食です。
夕食会場は全て半個室のようになっており、落ち着いて食事ができます。
今回いただいたのはスタンダードな「季節の会席」。
名前からは想像できないような面白いメニューが多く、相変わらずとても美味しかったです。
スタッフの方が小まめに様子をうかがってくれるので、タイミングもばっちりでした。
また、最後のデザートではまさかのサプライズが…!
実はこの旅行は夫の誕生日祝いだったのですが、なんと夫のデザートのお皿には「お誕生日おめでとう」のプレートと鶴と亀の飾りが添えられていました。
誕生日祝いであることはチェックイン時のアンケート回答の際に旅行の目的の一つとして書いただけだったのですが、こんなプレゼントをしてもらえるなんてとても驚きです。
「せっかくなのでお写真を~」と持参していたカメラで写真を撮ってくれたのですが、なぜかその後に旅館側のカメラでも撮影。
旅館側のカメラでの撮影に関しては事前に許可を取ってくれたものの、特に使い道等の説明はなかったので不思議に思いましたが、翌朝にその理由がわかります…。
後編へ続く