Osmo Pocketを予約購入した時、同時に予約していた拡張キット「Osmo Pocket Part 13 Expansion Kit」。
先日、ようやく入手することができましたので、拡張キットの内容と率直な感想を報告します。
過去のosmo Pocketに関する記事はこちら
拡張キット「Osmo Pocket Part 13 Expansion Kit」とは
DJIより発売されている、純正の拡張キットです。
拡張キットの内容物は以下のような構成になっています。
- コントローラーホイール(7,600円)
- ワイヤレスモジュール(7,600円)
- アクセサリーマウント(2,500円)
- 32GB Samsung microSD カード
価格は公式HPより、定価18,599円が割引されて14,200円となっています。
その他量販店でもおおむねそのような価格帯のようです。
個別に揃えると17,700円+32GB Samsung microSD カードなので、割引価格を考慮すると拡張キットで購入したほうがお得という計算になります。
それでは、拡張キットの内容物を詳しく見てみましょう。(microSD カードは割愛しますね)
コントローラーホイール
Osmo Pocketのユニバーサルポートに接続して、ジンバルの動きを制御できます。
- コントロールダイヤル
ジンバルのチルト軸(縦)とパン軸(横)の動きを制御するための調整を行います。
上下方向だけに動くジョイスティックのような動きをします。動かす量によってジンバルの動きの速度が変化するようになっており、ジンバルの動かし方を工夫して撮影することができます。ダイヤルは、指を離すと自動で中心に戻る構造になっています。 - 軸スイッチ
スイッチを左に切り替えると、コントロールダイヤルでパン軸の左右を調整できます。スイッチを右に切り替えると、コントロールダイヤルでチルト軸の上下を調整できます。 - ボタン1
このボタンを押すと、チルト軸固定モード(パン軸フォローのみ)/フォローモード(チルト軸とパン軸の両方をフォロー)/FPVモード(3軸全てフォロー)を切り替えます。 - ボタン2
このボタンを押すと、カメラの向きを前後に切り替えます(セルフィー)。Osmo PocketがFPVモード以外の場合、長押しするとジンバルが現在の姿勢でロックされます。離すとロックを解除します。Osmo PocketがFPVモードの場合、長押しするとカメラが再センタリングされます。
コントロールダイヤルが1方向だけ(チルト軸(縦)またはパン軸(横))しか動かないので正直もったいないです。
スマートフォンにつなげることでジンバルの制御ができますが、コントロールダイヤルではなくジョイスティックであれば同じようなジンバルの制御ができたと思います。
ワイヤレスモジュール
Osmo Pocketの充電口(USB Type-C)に接続して、ユニバーサルポートを使わずBluetoothで接続するためのモジュールです。USBをつなげることによって充電台にもなります。
Osmo Pocketのユニバーサルポートとスマートフォンを直接つないだ操作感とほぼ同一です。若干、映像にカクツキのようなタイムラグが発生する場合もあります。
ただ一体感が無くそれぞれ別持ちになってしまうので、ちょっと使いづらいかな…というのが正直な感想です。
どこかに固定して(置いて)ジンバルを遠隔操作して撮影する、なんてシチュエーションであれば非常に便利だと思います。
アクセサリーマウント
これは完全にGoProマウントを意識した作りになっています。
GoProをお持ちでない方でも、GoProには様々なマウントが販売されていますのでOsmo Pocketでの撮影の幅は広がると思います。
ワイヤレス モジュールとの合わせ技でスマートフォンからも操作ができるようになるので、この2点の組み合わせはオススメです。
写真は、GoProの純正の手持ちマウントとの組み合わせです。
まとめ
実は最近、改めてGoPro HERO7の性能の良さを実感している筆者です。
理由としては、
- 夜の撮影はOsmo Pocket単体だけだと、液晶画面が見えにくい。(液晶が小さいので、どこを撮影しているか、わからなくなってしまう)
- その結果、スマートフォンを接続して撮影する機会が増えてしまう。(小さなボディを活かしきれない)
- 詳細設定などもスマートフォンを接続しなければならない(単体で解決できない)
など、ちょっと不便だなと思うことが増えてきました。
その状況を解決するためにも、特に【ワイヤレスモジュール】には期待をしていましたが、Osmo Pocket本体とスマートフォンの2つ持ちになってしまうことに気が付きました。(遅いですが)
アクセサリーマウントとGoProのマウントを使って体のどこかに固定し、ワイヤレスモジュールでコントロールする運用が、今の自分にはベターかもしれません。
一見お得なように見える拡張キットですが、購入の際は一度、自分の使い勝手を検討してみてください。